歯の再治療を減らす。医学的に正しい材料の選び方

Posted by | 2月 23, 2026 | その他 | No Comments

あなたは色と費用だけで選択して、再治療を繰り返していませんか?

歯の修復材料を選ぶとき、色や費用だけで判断すると、本来の目的である「歯を長く守る」という視点が抜けてしまいます。
医学的に良い材料とは、体に優しく、再治療のリスクが少なく、長期的に安定する材料のことです。


医学的に「良い材料」を決める5つの基準

1. 生体親和性(体に優しいか)

材料が体にとって安全で、アレルギーや溶出の心配が少ないこと。

2. 耐久性(割れにくさ・摩耗のしにくさ)

噛む力に耐え、長期間形が変わらないこと。

3. 辺縁適合(虫歯の再発を防げるか)

詰め物と歯の境目がぴったり合い、細菌が入り込みにくいこと。

4. プラークの付きにくさ

表面が滑らかで、汚れがつきにくいこと。

5. 長期予後(10年後の状態)

再治療の必要性が少なく、長く安定して使えること。どの材料も概ね5~7年が寿命


主要な材料を医学的に評価すると

ジルコニア(フルジルコニア)

生体親和性・強度・プラークの付きにくさのすべてが優秀で長期予後が良好、医学的には最も安定した材料です。歯の形を整える際にも削る量が最小限で済みます

ガラスセラミック(e.maxなど)

生体親和性、適合精度が高く、体にも優しい材料です。プラークが付きにくく前歯や小臼歯で特に良い選択肢になります。歯の形を整える際にジルコニアと比較して削る量が多くなります。

保険CADCAM・コンポジットレジン(CR)・ハイブリッドセラミック

小さな虫歯には有効ですが、摩耗・変色・経年劣化が起こりやすく、プラークが付きやすいのでむし歯リスク・歯周病リスクが高くなります。長期予後は他の材料と比べて不安定です。

金属(保険の銀歯)

強度に優れ、プラークが付きにくいという点では長期予後が安定します。ただし、金属アレルギー、歯の破折リスクの面で生体親和性や長期予後でセラミックに劣ります。


医学的に最も優れた材料は?

総合的に見ると、ジルコニアが最も医学的に優れた材料です。費用面で難しい場合は薄くて強度がある・プラークの付きにくさで保険治療の金属を推奨します。
ただし、前歯など見た目と適合精度が重要な部位では、ジルコニアとガラスセラミックの組合せが適する場合もあります。


患者さんが材料を選ぶときに大切な視点

  • 虫歯の位置(歯と歯の間ならレジンは避ける)
  • 噛み合わせの強さ(強い人は奥歯レジン系NG)
  • 歯の残りの量(少ない人程プラークの付きにくい材料が必須)
  • 金属アレルギーの有無(アレルギー有なら保険の金属NG)
  • 再治療をできるだけ避けたいかどうか(材料の種類と共に歯の状態も重要)

これらによって、医学的に最適な材料は変わります。


当院の方針

当院では医学的根拠とあなたの状態に基づき、再治療の繰り返しをなるべく少なくできる材料を保険と保険外でご提案します。
「どの材料が自分の歯にとって一番良いか」を一緒に考え、長く健康な歯を守る治療を大切にしています。

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