歯周病の症状と治療


歯周病は歯周病の原因菌がお口の中で異常繁殖をすることにより、歯茎が腫れたり膿が出たり、歯が動揺したりする疾患です。近年、歯周病が全身の健康や様々な疾患の原因となったり、悪化させたりすることも研究で明らかになっています。
特に糖尿病、誤嚥性肺炎、リウマチ、アトピーは歯周病により発症しやすくなったり、悪化したりすることが報告されています。

歯周検査について


歯周(歯ぐきと骨)は建築でいうと最も大事な“地盤”にあたります。よって、当院では歯の治療に入る前に患者様全員に歯周基本検査をさせていただいております。健康な歯茎は歯とピッタリくっついていますが、歯周病が進むにつれて歯と歯茎の間の隙間が深くなり歯に動揺が生じてきます。5分~10分程度の簡単な検査で歯と歯茎の隙間の深さを測らせていただき個々の歯の状態を診断します。
検査により歯周病が進行している部位がみつかった場合は歯科衛生士による専門的なクリーニングで進行を止めて安定した状態にしていきます。歯茎の腫れや歯が浮いた感じがするなどの症状がある時は、かなり進行している状態です。
歯周病でお悩みの方、全身疾患への影響を心配されている方には当院のプレミアムオーラルケア(専門的なクリーニングにバクテリアセラピーを組み合わせたプログラム)をお勧めいたします。


保険治療


保険の範囲内の治療では、全体のレントゲン(必要が無い場合は撮りません)と歯茎の検査から状態を診断し、歯の表面を傷つけない超音波スケーラー(ピエゾ)で歯石や汚れを除去した後表面をツルツルに磨きます。歯周病の進行がみられる部位に関してはさらに専門的な治療で歯と歯茎の隙間の奥の歯周病菌を除去します。治療回数は歯周の状態により1回~5回程度です。


保険外治療


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