どうして妊娠中に歯科を受診するの?


赤ちゃんの歯は胎生7週の頃から作られ始めます。歯の形成にも妊娠中にバランス良く食事することが大切です。生まれたての赤ちゃんは虫歯菌に感染していませんが、ママのお口に虫歯菌がいると赤ちゃんの歯が生えてきた時にうつってしまいます。ママの口腔内を良好に保つ事は大切な赤ちゃんの歯を守る事につながります。
妊娠中の心配な病気など
☆ 妊娠性歯周炎 (出産すると治る事が多いですが注意が必要です。)
☆ 早産・低体重児(口腔内の状態が悪いと心配です


妊娠中の定期健診


妊娠中は女性ホルモンの血中濃度が高くなるため歯周病菌が増殖しやすい状態にあります。そのため、歯肉の炎症がおきやすくなっています。さらに炎症部分の毒素が胎盤に影響を及ぼすと胎児の成長や、子宮の収縮を促すなどして低体重出産や早産のリスクが高まると言われています。比較的体調の良い時に歯科を受診して歯肉の健康状態を確認しましょう。

妊娠期間と出産後の育児が忙しい時期を合わせるとあっという間に1,2年経過してしまいます。妊娠中からかかりつけの歯医者さんを見つけておくと出産後も検診を受けやすく、良好な口腔内を保てます。


簡単口腔ケア


キシリトール配合の歯磨き粉を使うと虫歯の抑制につながります。つわりで気持ち悪くて歯を磨けない時にも、もしかしたらキシリトール入りのガムなら噛めるかも。
また、当院で扱っている”プロデンティス”という母乳由来の乳酸菌のタブレットを摂取することによっても口腔内の状態を良い方向に持っていきます。プロデンティスに使用しているロイテリ菌は母乳にもともと含まれていますが、出産後も続けていただくと良い菌がたくさん赤ちゃんに届きます。

その他つわりの時期の口腔ケアの相談などお気軽にどうぞ

小児歯科