抜歯と言われた方へ

― 歯を残すための治療(エクストルージョン・歯冠長延長術) ―

「この歯は抜くしかありません」と言われて、ショックを受けた方へ.

実は、歯の状態によっては **抜歯を回避したり、歯の寿命を延ばす治療** が可能な場合があります。
当院では、**エクストルージョン(矯正的挺出)** や **歯冠長延長術** を用いて、できる限りご自身の歯を残す治療に取り組んでいます。


なぜ「抜歯」と判断されるのか

歯が深く割れていたり、虫歯が歯ぐきの下まで進行している場合、
通常の治療では被せ物を安定して作れないため「抜歯」と判断されることがあります。

しかし、**歯の根がしっかりしていれば**、
歯ぐきの下に隠れてしまった部分を“歯ぐきの上に出してくる”ことで、
治療できるケースがあります。

エクストルージョン(矯正的挺出)とは

歯の根をゆっくりと上方向に引っ張り上げる治療です。
歯ぐきの下に隠れてしまった部分を露出させることで、被せ物を作れる状態に整えます。

次のような方に有効な場合があります。

– 抜歯を避けたい
– インプラント以外の選択肢を知りたい
– 「歯の根だけ残っている」と言われた

歯を残すための選択肢として、非常に有効な治療法です。
期間;2か月前後(通院2週毎)
費用;¥55,000 

歯冠長延長術とは

歯ぐきや骨を少し整えて、歯の見える部分(歯冠)を増やす治療です。
深い虫歯や破折で歯が短くなってしまった場合に行います。

エクストルージョンと組み合わせることで、
より安定した被せ物を作れるようになり、歯の寿命を延ばすことができます。
期間;2回(手術・抜糸)
費用;¥16,500

歯を残せる可能性があるケース

以下の条件を満たす場合、抜歯を回避できる可能性があります。

– 歯の根がしっかりしている
– 重度の歯周病でない
– 根の先に大きな病変がない
– 歯が縦に真っ二つに割れていない

まずは精密な診断が必要です。

メリット・デメリット

メリット
– 自分の歯を残せる可能性がある
– インプラントやブリッジを避けられる場合がある
– 噛み心地が自然

デメリット
– 治療期間がやや長い
– 全ての歯が対象になるわけではない
– 精密な診断と技術が必要

よくある質問

**Q. 他院で「抜歯しかない」と言われましたが、診てもらえますか。**
はい、可能です。歯の状態を丁寧に確認し、残せる可能性をお伝えします。

**Q. インプラントが怖いので、できれば避けたいです。**
まずは歯を残せるかどうかを診断します。当院はインプラント治療を行っておりません。

**Q. 痛みはありますか。**
多くの場合、通常の歯科治療と同程度です。

最後に

「抜歯と言われたけれど、本当に残せないのかな…」
そんな不安を抱えたまま治療を進める必要はありません。

一度立ち止まって、**歯を残す選択肢があるかどうか**、一緒に確認してみませんか。
ご自身の歯を大切にしたい方のために、丁寧に診断・ご説明いたします。